VOICE
カドワキコーティングさんとの出会いは7〜8年前になります。当時ある家具会社から依頼された仕事で金属パーツに粉体で塗装をすべく対応してくれる先を探しておりました。

訪ねてみると、小さい会社ながら(失礼!)国内では珍しくヨーロッパの粉体塗料を使い自在に色を操り、車や自転車・家具などのパーツを塗装されておられました。また粉体ではないにしろ初代±0の加湿器に塗装及び研磨されたテクニックは、社長・会長がその技を他の社員さんがたに指導されてこその説明で、ここならと、相談に乗って頂いたのがおつきあいの始まりです。
その後、多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザインコースにおける私の授業でも、学生への実技指導に毎年来ていただいており、プロの技を間近に見られるので学生にとても評判の良い授業になっています。

塗装業は「色」を直接物体表面に塗布する業務です。商品の皮膜を保護するという意味では、しっかりとした塗膜を作成するための知識と技術・経験が必要ですが、それと同時に「色」はひとの心に作用する力を持っている現象なので、さまざまな見え方や心理的効果を知っていないとスムーズな業務がおこなえません。
それはお客様の好みの色を探す手伝い、つまり心理的満足度への対応であり、また選んだ色の塗布面積が大きくなることによって色の強さが増すように感じる「見え方変化」への対応などがあります。

色彩という現象をあいてにする仕事は、一見楽しそうで簡単な業務のようですが、実は技術と芸術が融合する深く興味の尽きない仕事だと思います。

株式会社スタジオピーパ 代表取締役社長 小倉 ひろみ
小倉ひろみ
株式会社スタジオピーパ

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